ワーホリ

連続

田舎に引っ越した。12人くらいでシェアハウスに住んでいる。家は設備も整っていて、機能面は人生で一番の家と言っても過言ではない。近くのスーパーに行って少し良い食品を買う。これまでの旅行で出会った人に教えてもらった美味しいものを選ぶ。これは日本だと、好きな時にトンカツを食べられるよりももう少し裕福な暮らし。シャワールームが広い。インターネットが速い。私はwifiが好きだ。wifiがないと喉の渇きを感じる。wifiさえあればテント暮らしでも良い。だから今は嬉しい。最近クリーナーの仕事を手に入れた。ボスはワニ皮のベルトをしたファンキーな60代後半の女性だ。職場まで遠いから自転車を貸してくれた。光がよく反射するベストも準備してくれた。どうもありがとう。先週アボリジニの子どもに梨のかけらを投げられた。嫌だったけど、これくらいの嫌なら問題ない。心がざわつくこともままあるが、その何もかもがアトラクション気分というか、どこか「まあいいか」と思う。この街で起きる事のほとんどが、期間限定の付き合いだからダメージも少ない。私は現実逃避が好きだ。だから旅行が好きだ。新鮮さは素敵な刺激だ。ポケモンの緑バージョンも「はじめからはじめる」ことに楽しさを感じた。そんなことを思い出す。それでいいのかとかそういうことは今は少し置いておきたいが、逃避だということを、期間限定だということを気楽に思う自分は面白くないなと思う。

時間な〜い

実はもうガーリック農家は出ていて、バックパッカーホステルでうだうだするなどしている。前にいたシティのホステルは日本人が沢山いたのだけど、今のホステルには全くいない。むしろアジア人が少ない。やはり人種は固まりがちだと思う。合理的だけどどことなくつまらなくも感じる。つまらないと感じるのは、それが日常だからであり、オーストラリアに来て8ヶ月ほど経つ今でも日本人と暮らすのは相変わらず日常なのだということに少しがっかりしてしまう。打開できていないのだ。未だに話しかけてすぐに仲良くなれるのは日本にすごく興味がある人か男性かの二択。そして日本に興味がある人は総じてアニメ好きなので会話といってもその程度。エヴァンゲリオンはアスカ派です。私の人間性は?あなたの人間性は?英語の問題もある。英語の問題じゃない部分もある。そもそも日本語で話したところで、私の裸の人間性をさらけ出せるような心の強さも素直さもないのだし。自分の将来のこと、濁していること、自分の核について話している時、涙が出てきてしまう。腹をくくれ、腹をくくれ。

旅行は

旅行は若い時にした方がいい。今滞在している農家で出会う旅人たちは成熟して、自分一人で立っているように見える。自分が何を求めているかはっきりしていて、それを態度に示す。余裕があるときは他人の手助けもする。必要な仕事であれば嫌がったりしない。お酒、音楽、映画、読書を楽しむ。新しいことを学ぶことの良さも、のんびりリラックスすることの良さも知っている。他人に自分の考えを明確に述べることができる。何に楽しみを感じるかわかっているということは、当たり前だけど大切だと思う。それは自分の行動の指針になるから。旅行を若い時にすると、自分で主体的に行動しなければいけないからその能力が伸びる。感受性が豊かな時に様々な行動指針を持った人に出会える。結局人間は、別の人間と会うことで磨かれる部分が多いと思う。

私は自分が何を好むのか、霞がかかったようにぼんやりとしか理解していなかった。新しいことに出会うのが好き、多分。旅行が好き、多分。友達と過ごすのが好き、多分。でも今、いくつかはっきりと好きだと断言できることがある。綺麗な夕焼けを見た時にお互いに教えあって、日の入りまでの十数分一緒に見るのが好き。美味しいごはんが好き。TVはない方が好き。食卓を囲みながら会話をするのが好き。好きな音楽を聞きながら友達と車で移動するのが好き。川で泳ぐのが好き。裸になって泳ぐのもなかなか楽しい。ハッキーサックをするのが好き。一生懸命働いて疲れた後、友達とビールを飲むのが好き。沢山のブランケットに包まれながら友達と一緒に映画を見るのが好き。そのとき隣から感じる体温がとても好き。今まで集団から外れて、一人で行動するのが好きだと思っていたがどうもそうとは言い切れないらしい。

最近毎日が楽しい。嬉しくて泣きそうになる。

半年くらいたった

今考えていることは残り半年のプランと帰国後のこと。私はプランを考えるのが嫌い。あらかじめ何かをするということをしない。美容室や歯医者は1日前に予約を入れる。なぜかというと、めんどくさいから。そしてプランを決めると急に発生したイベントに乗れない可能性が高く、がっかりしてしまうから。今現在も、3月上旬にファームを出る予定にしているものの、次のプランは考えていない。モヤモヤ〜っとした霞のような案はあるのだが、具体案は見えない。

最近気づいたけど、このやり方はなんとなく日々が過ぎていく。なんとな〜く苦しくて、なんとな〜く楽しくて、ラララ〜、おしまい、死。

自分が何も積み重ねてなくてなんとなく苦しい状態ってこのままだと一生続くと思う。外の世界に働きかけない限り何も自分に跳ね返ってこない。何も跳ね返ってこないのなら調整もできない。

だからね、プランを考えます。ギッチリすし詰めにしてやる。クソが。

心がけたい日記

まだ同じファームに滞在している。ガーリック農家。

WWOOFerも増えて、現在7人。日本人は働き者だという話をよく聞くけど、私が1番怠け者だと思う。皆よく働く。つら。皆料理上手。つら。女性陣で一番年上は私なのに他の人の方が成熟して見える。つら。

つら、と思うのも他人の目を気にして比較した上での感想。つら!!!

物事を判断する時って何個か順序や選択肢があって「どうもこれが一番いいらしい」っていうのを選んで行動に移すと思うんだけど、社会人になって以降それが選びにくい。もしオーナーが他の工程を挟みたかったらどうしようとか、今日はいつもと違うことをしたかったらどうしようとか、そういうことを考える。念のための確認を取らないと怖くて行動できない。でも一緒にいる人たちは、自分が正しいと思ったことをとにかくやってしまえ方式。「野菜収穫時期じゃん!収穫しようぜ!これ以上日が経つと硬くなっちゃうぜ!」そして確認を取らず収穫。相手の様子を伺いすぎない。結果的に良くなることも悪くなることもあるが、この行動様式は今の私に必要だなと思う。

とある日の食事中、イタリア人の女の子がオレンジジュースをカナダ人の女の子に勧めていた。カナダは「いらないよ〜」って言ってたんだけど推しに負けて一口飲み、コップを返した。イタリアはそれを一口飲んでまたカナダにコップを返した。私的には「・・・なんで?!なんでまた返す??いらんっつっとるや〜〜〜ん!!!!」って心の中でツッコミ祭りだったんだけど、でもその後カナダがオレンジジュースのお代わりをもらいに行っているのを見て、感銘を受けた。これはイタリアの子の行動がカナダの子の期待を超えた瞬間だ。

今一番身近で嫌なのが料理をする時。いくつかアイデアが浮かんだとしてもそれを実行に移すのが怖い。相手がまずいと思ったらどうしよう、微妙な雰囲気の流れる食卓になったらどうしよう。だから他人に料理を振る舞うのを好まない。そしてアイデアも浮かばなくなっていく。

イデアが浮かばなくなってくるのが一番嫌だなと思う。守りの姿勢が過ぎる。自分がいいと思ったことをそのまま行動することを心がけたい。

 

クリスマス終わった

初めて海外でクリスマスを過ごした。かなりの多幸感。今滞在している農家は7人家族で子供が3人。そしてボランティアワーカーが4人いるので賑やかなクリスマスだった。

日本では24日が最も賑やかで、25日には半分正月が顔を出しているような雰囲気だが、こちらのクリスマスは25日が最も重要視されている。家庭にもよるが、滞在先では24日の夜に特別なディナーを食べるなどのイベントはなかった。あったのは特別な日の前日に感じる胸がおどるような感覚。子供達も前日から準備されていた料理や貰える予定のプレゼントを思っていつにも増して騒がしかった。

25日の朝は遅めに起床。朝ごはんはホストファザーがパンケーキを作ってくれた。馴染みある厚みのあるパンケーキではなく、薄い生地にジャムやバターやメープルシロップなどを塗り、巻いて食べるクレープのようなものだった。うまい。

食後はしばらくフリータイム。それぞれが思い思いに過ごす。昼寝とか。子供達はクリケットをしていた。

14時からビッグランチ。チキン二種類、10kgのハム、肉団子、サラダ4種(赤、緑、白、豆)、マシュマロのデザート、メレンゲのケーキ、アイスクリーム。全て好きなだけ取って食べるスタイル。お酒もジュースも好きなだけ。食べ終わったらみんなで話し合ってどの映画を一緒に見るか決めた。

映画鑑賞の後はプレゼント交換。シークレットサンタという方式で、事前に参加者の名前が入ったくじを引き、引いた人の分のプレゼントを決まった金額以下で用意するというやり方。サンタクロースになりきった子供たちがプレゼントを配ってくれた。誰がどのプレゼントを用意したのかはあえてバラさない。これ、楽しかった。手作りの謎のモニュメントだったり、箱にポテトを詰めたものだったり、イヤリングだったり、軟膏だったり、トランプだったり。

シークレットサンタの後は子供達のリクエストに応えてクリケットをした。近くのグラウンドまでみんなで移動して、バッターやピッチャーを交代しながらやった。特にチームは分けず、得点も計算せず、それぞれが割り振られた役割をこなすだけの遊び方。ルールは分からないままプレーしたけどそれでもなんとかなった。野球よりも簡単で、運動が苦手でも楽しめる。下手な人が必ずアウトになるわけでもなく、上手い人が重宝されすぎることもない。いいプレーは褒め合うし、変なプレーに笑いが起きる。子供も大人も面白さを共有できていたと思う。夜の20時すぎまで遊んだ。

帰ってきて再デザート。うまい。

そして子供達のリクエストに応えてボードゲーム。ボランティアワーカー3人と子供2人とホストファザーが一緒に遊んだ。普段子供達は9時がベッドタイムだが、この日は22:30まで遊んでいた。眠いね〜って言い合いながらおやすみの挨拶をして就寝。

 

クリスマスは家族の日。これは本当だった。ここの家の子供たちは大人たちとクリケットボードゲームやトランプをするのが好きで、大人たちもそれを楽しんでいる。幸せを感じた。新しいガジェットを探してる時よりもずっと心地いい時間。こういう感覚を得られる時間を増やしたい。

 

ハチに刺された

ラズベリー摘んでたんだよね。ラズベリーの近くにミツバチの巣があったわけ。そんでやられたわけ。チクっと。まあ本当はそんなに簡単じゃなくて、あいつら頭の周りをブイブイ言いながらまとわりつくからガーデン中を縦横無尽にめっちゃ走った。ジャンプしたり屈んだり、急に方向転換してみたり、大きく動いたり小さく動いたり、多分60秒くらい。動きはキモかったと思う。近くにホストいなくてよかった。見られたら恥。っていうかやってみて分かったけど、あいつらから逃げるの無理やね。ぴったり寄り添ってくるからね。私の人生におけるベスト寄り添いニスト。あんなに寄り添われたことない。後から調べたら激しく動くのはよくないとのこと。近づいたら負け。

そして刺されました。チクッとしてすぐ後ブワッと痛みが広がった。ホッチキスの針が手に刺さったぶりの痛み。痛みの原因は毒らしい。ホッチキスとミツバチの毒は同レベルの痛みだということがわかった。

っていうのが一時間前。初めてだったからアレルギー症状に怯えてたけどきっともう大丈夫でしょう。あとは痛いだけっぽい。痛いの嫌い。